高級腕時計を取り扱うときの注意!

憧れの高級腕時計、自分のために購入した場合やまた資産として購入した場合でも知っておきたいのがその取扱い方法です。ここでは高級腕時計を扱うにおいて注意しておきたいポイントについてご紹介いたします。

値段=耐久性にあらず

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高級腕時計を購入した際、自分の中の夢が叶ったり、それだけの資産が得られたのであったり、色々な気持ちからとても嬉しい!と感じるものです。一般の腕時計に比べると実に100倍以上の金額で取引されていることが多い高級腕時計ですが、いきなり壊れてしまった!ということも実は少なくないのです。これらは部品にこだわり多機能をもっていたり、デザインが美しかったり……こだわりがしっかり詰まっていますがそれは耐久性に直結しているわけではないです。つまりは値段が高いものであっても壊れる時は壊れる!けして耐久性は値段と比例するわけではない、というのを知っておく必要があります。寧ろ高級品の方がデリケートな場合もあり、1000円で購入した時計は壊れていないのに高級腕時計は壊れてしまった、なんてこともよくあります。ですが高いお金を払って壊れてしまうとそれはそれはショックです。

なので、きちんと扱い方を知って少しでも長く愛用していきたいところです。ちなみにある程度目視で確認することが可能で、見た目の高級感が高いものほどやはりデリケートな構造になっていることが多いです。逆に無骨なデザインで高額なものは壊れにくさを象徴していることが多く、実際耐久性をメインにしている高級腕時計は非常に高い耐久性をもっています。なので、壊れにくい時計がほしい場合はデリケートなデザインは避けて購入がおすすめです。しかしデザインで選んでいる人にとってデザインを重視しつつ長く使っていきたいと思うのは当然のこと!なのでデリケートな時計の扱い方やメンテナンスの方法についてしっかり調べていきたいところです。

デリケートな時計の扱い方とは

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まずは大前提に正しい扱い方をする、というのが大事です。なのでそれぞれの機種についている説明書はとっておき、読んでおくのをおすすめします。応じた取扱い方法は説明書に書かれており、そしてそれを行なうのが寿命を伸ばすポイントです。メカニズムとしては三つの仕組みにわけられ「自動巻き」「手巻き」「クォーツ式」があります。それぞれにデリケートな製品においての扱い方があるので、説明書は捨てずにとっておくようにしておくのが推奨です。今後売りに出す場合でも説明書をきちんと添えておくというのは査定において大事なポイントになります。ではそれぞれの種類の扱い方についてご紹介いたします。自動巻き、これは一番メジャーに採用されているもので、歩いたり腕を振ったり使用者の腕の動きにでゼンマイを巻いてくれる、という仕組みのものです。

自動巻きにおいて守っておきたいポイントは以下の通りで、日付変更の操作をやってはいけない時間があるのでそれを守る、磁器を出すものの近くに置かない、運動量に応じて手巻きも併用するようにする、激しい運動はゼンマイに負荷がかかるので外しておく、クロノグラフを使用するときは順番をきちんと守って操作する、というところです。これらが機構に対して負荷をかけない方法なので、必ず実践しておきたいものとされています。次は手巻き、これは比較的自動巻きと同じ注意点が並べられています。違う部分としては巻き上げすぎの注意、巻き上げすぎるとゼンマイが切れてしまう場合があるので、巻き止まりになったらそのあとは巻かないようにするのが大事です。そしてこれら手巻きと自動巻きとはまた違う構造であるクォーツ式ですが、これは推奨を使用して制御しているものとなっています。時刻の精密さや耐久性はかなり優れていますので、以前の二つよりも注意点は多くないです。

とはいえこれもきちんと扱っておかないと故障の原因になるので、注意事項は把握しておくのをおすすめいたします。そしてその注意事項ですが、まず電池交換を早めに行なっておくこと、クロノグラフは電池の消耗が激しいので注意する、磁気からは遠ざけるなどです。共通した注意事項は磁気、パソコンやスマホにマグネットがついている場合もあり、それが作用してしまうこともあるので注意して使用をおすすめいたします。現代では非常に磁気が多いので、一番気にして利用する部分といえます。では磁気から離すに適した距離はどれくらいなのかといいますと、5cm程度離していれば問題ないです。そして磁気を帯びてしまう磁化という現象が起こってしまった場合は修理店で取り除いて貰う必要があります。ネットで脱磁器というものもあるので、高級腕時計を購入するなら一緒に購入するのもおすすめです。磁器帯びが感じられればボタン一つでそれをとりのぞいてくれます。

防水機能がついていてもお湯には注意

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高級腕時計も防水機能がついているものがあり、中には深海200mでも耐えられるという優れたものもあります。なので水につけても全然平気!とおもっている人は実際多いもの、しかし水でなくてお湯の場合は壊れてしまう可能性があります。というのも防水機能はついていても、それはあくまで水の範囲です。時計は熱に弱いことが多く、プールや海は平気でも、お風呂にいれてしまうと壊れてしまう可能性があります。その理由としては水蒸気が内部に入ってしまうから、パーツを錆びさせたり歪ませてしまったから、など色々なことが挙げられますが、もし内部に水滴が付着しているのが確認されましたら直ぐに修理に出すのがおすすめです。それは内部に浸水してしまっているサインであることが多いです。

時計も精密機械です

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何気なく持っている時計ですが、いずれも精密機械なので扱い方にはくれぐれも注意が必要です。機械式時計は特に注意、高級腕時計もその域なので、いくら高い金額を出してしまっても壊れる時は壊れてしまいます。腕につけている分リスクは更に高いといえます。なので壊そうと思って壊れるわけではない、ということのは変わりなく、スマホと同様に事故で壊れてしまった、といううパターンが最も多いです。故障すれば勿論修理が必要、高級腕時計はそのものの扱いが大事ですが、何よりも修理やメンテナンス先を知り、そして保証も随分効いてきますので保証書の類は紛失しないようにしておきたいところです。とはいえ通常使用以外での故障は対応していない場合が多いので、普段から大事に扱っておくにこしたことはないです。そして高級腕時計を持っているならば考えておきたいのが定期点検とオーバーホールです。

定期点検は表面の傷や歪みを見ていく簡単なメンテナンスで、オーバーホールは分解して内部まで点検し、修理が必要な箇所があれば修理、そして清掃をするという作業です。定期点検に関してはともかく、オーバーホールは特に大事なことなので寿命を伸ばすためにも適切な期間に行なうのが大事です。期間にして機械式時計の場合は4~5年に一度、クォーツ式の場合は7~8念に一度しておくのが推奨されており、もし不具合を感じたならそれに満たなくてもオーバーホールを依頼すると安心です。正しい使い方と注意事項の厳守、そして適切な時期のメンテナンスが高級腕時計の寿命を伸ばしますので、購入したからにはそれを守って少しでも長く愛用するのをおすすめします。